-味と香りが絶妙です-
よく吟味した米と酵母を用い、洗米、蒸米、麹、酒母、醪と手間を惜しまず、大吟醸造りと変わらぬ最高の技術を投入した渾身の酒です。昼夜を問わず私がつきっきりで、自分の子供の様に可愛がって育てました。
4種類の酵母を使用し、究極の火入れ方法である瓶燗を採用。
苦労した甲斐があり、味と香りのバランスが絶妙なお酒が出来ました。
杜氏 高橋雅幸 昭和40年、東京都生まれ。酒造歴20年。平成10年杜氏試験合格。(社団法人南部杜氏協会主催)
峻厳な山並みが連なる奥多摩の玄関口。東京都福生市。冬場の気温は都心より5度ほど低い。
母なる川・多摩川には鮎が跳ね、白鷺が舞い、酒蔵のそばを多摩川上水が美しい水をたたえてサラサラと流れる。
仕込み水は創業時から変わらぬ井戸水で、秩父古生層から湧出する奥多摩伏流水。この水量、豊富な水脈、水質は中硬水で、酒造りに最適。銘酒の「嘉泉(かせん)」は、井戸を掘り当てた創業者が“よきいずみ”と讃えたことに由来します。
創業以来の家訓である
「丁寧に作って丁寧に売る」は、代々きっちり受け継がれ、今も田村酒造場の中核にある精神です。